合板の種類と特徴～内装用・構造用としても活躍します～
合板（プライウッド）は、建材のなかでも最も汎用性に優れたもののひとつで
内装・家具・建具のほか、構造用としても多く使用されています。
合板の特徴としては、薄く切った奇数枚の単板（ベニヤ）を
木の繊維方向が直交するように接着剤で張り合わせて製造されます。
単板の製造方法によって、巻紙を延ばすように丸太を薄く剥ぐ「ロータリーベニヤ」
スライサーで挽いた「スライドベニヤ」、のこぎりを用いる「ソードベニヤ」などがあります。
いずれも寸法安定性に優れ、各方向に対して均一な材質と強度を持っています。
合板の種類
表面にオーバーレイ、プリント、塗装などを施さない合板を「普通合板」といいます。
この普通合板は、表面板にラワン、シナなどが多く使われます。
幅広い用途に使用されますが、接着剤の種類によって
耐水性能の高いものから「1類」「2類」と区分され、使用箇所に応じて適切なものを選びます。
合板には、このほかにも「構造用合板」、「コンパネ（コンクリート型枠用合板）」、
天然化粧合板、特殊加工化粧合板などの種類があります。
構造用合板について
構造体力上、主要な部分に使用する合板を「構造用合板（Kプライ）」といいます。
強度性能には1級と2級があり、品質基準では、接着剤の耐水強度によって更なる分類があります。
柱や横架材に指定の釘を、否定の本数用いて打ち付けることで耐力壁を構成していきます。
合板に使用される接着剤から拡散されるホルムアルデヒドの量は
☆の数により4段階の性能区分があり、F☆☆☆☆が最上位とされています。
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